【脂肪細胞の違い】どうしたら人は痩せられるか
こんにちは。
以前「どうしたら人は太るのか」という記事を書きました。
その中で脂肪細胞というものについて以下のように書きました。
しかし、実は脂肪を燃焼させる仕組みに深く関与しているのも「脂肪細胞」なのです。
ん?脂肪細胞なのに脂肪燃焼??
もうよく意味がわからないですよね。笑
今日はそんなことについて書いていきますね。
3つの脂肪細胞
実は脂肪細胞には種類が3つあります。
まず前回私が記事で書いた体脂肪を貯蔵する働きを持つ「白色脂肪細胞」。
これは前回の記事でも書いたとおりカラダのいたるところにあり、とくに下腹部、お尻、太もも、背中、上腕の上部などに多く存在しています。
まさにどこもカラダのたるみが気になるところですね。
そして2つ目は「褐色脂肪細胞」。
これが冒頭で書いた脂肪を燃焼させる脂肪細胞です。
しかしこの細胞の分布は首の周り、わきの下、肩甲骨周り、心臓、腎臓の周りの5か所にしかありません。
しかも新生児の時をピークにどんどん減少していき、増えることはないんですよ。
褐色脂肪細胞は脂肪細胞全体の1%程度とも言われています。
これが年々年を重ねていくと太りやすくなる理由の1つなのです。
これを聞くと悲観的な気持ちになってしまいそう。。
しかしみなさん、わたしまだ紹介していない脂肪細胞がもう1つありますよね?
この最後の1つこそが今回の記事で1番お伝えしたい「脂肪細胞」なのです!
その名前は「ベージュ脂肪細胞」。
名前が面白いですよね。
でもさらにもっと面白いことがあるんです。
それはこの細胞は実は白色脂肪細胞なんです。
え?
って感じですよね。
もっと言うと白色脂肪細胞ではあるんですが、褐色脂肪細胞のように脂肪を燃焼させる機能を持っています。
そしてこれはいくつかの条件によって増やしていくことができます。
先ほども書きましたが、脂肪細胞の大部分は白色脂肪細胞であるため、もしこのベージュ細胞を増やすことができればどんなに良いことでしょう。
どうしたらベージュ細胞は増えるのか
ベージュ細胞の研究はまだ歴史が浅いのですが、以下がベージュ細胞の発生や活性化に関係していると言われています。
- 運動
- 寒冷刺激
- 食事
運動は脂肪燃焼と結び付けやすいので、理解しやすいですね。
寒冷刺激とは通常より低温の刺激を与えることですが、この仕組みは低温時にUCP1というたんぱく質の発現量が増加するためであり、これは褐色脂肪細胞と同じように脂肪燃焼を高めます。
食事については魚に含まれる油(DHA、EPA)やトウガラシに含まれるカプサイシンを摂取すると良いです。
参照:http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2015/documents/151217_1/01.pdf
まとめ
ベージュ細胞は先ほども書きましたが、まだまだ新しい分野であるため、これからの研究結果報告に期待です。
また何かわかりましたら追記していきますね。
今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。