体重計における体脂肪率の仕組み
こんにちは。
自宅にある体重計で最近は体脂肪を表示しているものが多いと思います。
しかしこの体脂肪率、「日によって、下手したら1日の中でも全然違う!!」みたいなことないでしょうか。
ぼくも最初このメカニズムがわかるまでは、測るたびに体脂肪率が大幅に変わり一喜一憂している時がありました。
今日はその仕組みについて書いていきますね。
体重と脂肪組織、除脂肪組織
そもそも体重と体脂肪の関係はどのようになっているのかについて簡単に書いていきます。
体重は脂肪組織と除脂肪組織というものに分けられます。
そのうち脂肪組織と呼ばれる部分が体脂肪率で表示される部分になります。
例えば体重60kgで体脂肪率が20%の方は12kgが脂肪組織ということです。
ちなみにこの脂肪組織は容積の約8割が脂肪です。
そして除脂肪組織は脂肪組織以外の内臓・筋肉などの総称です。
こちらは約75%が水分で、残りの大部分がたんぱく質になります。
インピータンス法
では体重計の話に移ります。
体重計の体脂肪を計測する方法として多く普及しているのは、「インピータンス法」というものです。
これはカラダに非常に弱い電気を流して測定します。
純粋な水は電気を通すことはないですが、カラダの水分にはナトリウムなどのイオンが含まれているので、電気を流すことができます。
そして先ほどの脂肪組織、除脂肪組織の話に戻りますが、除脂肪組織は水分を多く含むので電気を通しやすく、脂肪組織は電気を通しにくいのです。
つまりこの電気の通りやすさの違いでカラダの体脂肪率を図っているというわけです。
変動が大きい理由とその対策
ではなぜ1日の中で変動するのかについて説明していきます。
その理由は上記にあるように、カラダの水分量が大きく左右しているからです。
簡単に例をあげると、お風呂に入る前と後でもカラダが含む水分量に差があるので、体脂肪率は結構変わります。
なので体脂肪率はあくまで参考としておいた方が良いです。
まとめ
体重計は定量的に自分の状態を測ることができるので、とても便利です。
そして体脂肪率もそれと共に表示されるのでついつい意識しがちですよね。
しかし体脂肪率は水分量によって算出されるので、1日の中でも大きく変動してしまいます。
どうしても毎日確認したいということであれば、毎日同じ時間に測るのが、良いでしょう。
同じ生活リズムであれば、同じ時間に測ることによって日ごとの推移は確認できます。
今日もここまで読んで頂き、ありがとうございました。